草刈民代さんの「全身からだ革命」を読んで。彼女は、40代なのに、20代のときよりも、体が動くそうです。その秘密はどこにあるのか。それについて書いてありました。がしかし。。普通の人ではそー簡単にできないような事。でした。すべては、健康的な心と、発想から。だそうです。
まず、最初のステップは、食事療法だそうです。食事改善をすることによって、心身ともに自分の身体コントロールがしやすくなったそうです。この本では、自分の身体をコントロールできるようになるということは、常に、健康的な精神を持続できることにもつながってくる。のだそうです。ここで扱っているのは、食には「身土不二」という考え方があるという事。食は身体を表し、土は土地を指し、不二は二つに分ける事ができないという意味を持つ事から、身体と生まれ育った土地は、切っても切り離せないという言葉だそうです。自分の生まれ育った土地で取れる食物(旬の食物)を摂ることで、おのずと健康的な体を保つ事ができるのだそう・・例えば、沖縄に住んでる人が果物をたくさん摂るのは、暑い地域に住んでいるから。陰性の果物を食べて、身体を冷やすんだそうです・・インドにしてもそう。陰性のカレーを食べる事によって、汗をたくさんだして、身体のバランスをとっているのだそうです。きゅうりやピーマンなどは、旬がいつごろなのか。。これらは、体を冷やしてくれる働きをもってる。だから、夏に食べる。夏が旬。レンコンなどは逆に、体を温めてくれるので、秋から冬にかけてが旬となる。又、ご飯も玄米にかえるとさらにバランスのとれた食事になるそう。
続いては、PNFのトレーニングを取り入れたこと。PNFとは、固有受容性神経筋促通。1940年にアメリカで、リハビリのために使われた医学の一つだそう。私もはじめて知った。脳性麻痺や脳血管障害などによる神経障害、筋力低下などを改善する目的で生まれた。正しい刺激と操作を加えて、身体の正常な生体反応を引き出す治療法。柔軟性や関節、筋肉のバランス感覚だけでなく、敏捷性、持久力など、様々な運動機能を改善、向上させることから、近年では、一般臨床のみならず、スポーツ選手のコンディショニングメソッドとしても用いられるようになった。。反応する力=身体のなかの<センサー>と、神経回路が発達する。それにつれ、応用力が生まれる。そして、脳と筋力との協調性がよりレベルアップしてくるから、身体を動かしやすくできるのだそう。自分の体の中に、自分でコントロールできるセンサーをつくり、それによって、体を自由に動かすことができるようにする。これをすることによって、一度怪我したところを、根本的なコントロールによって、二度と同じようにならないようにすることが可能になったりする。
最後に取り上げられていたのが、ピラテス!私も、去年から、今年にかけて行って来たニューヨークで受けてきた。インナーマッスルを鍛えるほうはきっと、そこまで辛くはないのでしょうが、私が受けたのは辛かった。。かなり苦しかったです。海外では多いのですが、バレエやモダン、ジャズなど、各踊りのクラスの他に、ピラテスとか、フロアーでやるバーレッスンとか、フランスではバーオーソールと呼ばれていました。普段のレッスンとは違って、そのもとになる、身体の芯を支える筋肉を鍛えて、骨と筋肉が本来あるべきところにフィックスされるので、身体のゆがみが改善されるだけでなく、全身のバランスがよくなるのだそうです。又、それによって正しい姿勢を保つことによって、日常的に繰り返す身体の不快感を改善することもできるはずだそうです。
こんな感じで、長くなってしまったのですが、美しく、踊れる体をつくるため、様々な方法があるわけです。
又、最後にこんな事も言ってました。「その人なりの美しさは、日々の生活の積み重ねからしか生まれない」と。。毎日のファッションやメイク、ライフスタイル、すべてにおいて意識を変えていくこと。美しさを築く上での大切なディテールとなるのでは。。やはり女性は、女としての意識を忘れてはいけないのですね・・・・・・