私の話

忙しくて、なかなかブログに手がつけられませんでした。。
先日は、モーリスベジャールバレエ団の公演がありました。やはり、ベジャール独特の音の感覚と、人に何かを伝える(それも観ている人に確実に伝わるように)そういう魅せ方がやはりベジャールの強みだと思いました。金森穣さんみたいに、音のすべてに動きを入れる感じではなく。キリアンのように、明確ではないけれど、最後に何か考えさせる。(私はキリアンも金森さんも大好きです・・)といったような感じでもなく、今回のテーマは「愛」だったけれど・・その愛ってどんなカタチで伝えられているかがよくわかった。ジルロマンの音と音との間の取り方、伝えにくいけど。。フーっと何かを感じさせるような間。。役者だな・・とも思いました。そして、すごいのが女性。みんなギエムみたいな足でした。。。。こんなの見たことないって言うくらい、すばらしい容姿の方たちばかり・・ただ、オペラ座や、ロイヤルとはちがうのが、洗練された美しさ、小さい頃から磨きあげられた身体。というよりは、若干ぽっちゃりしてる人もいるし、マッチョ。みたいな人もいる。でもこれが生身の人間なんだって、逆に心にグサっときました。今まできれいきれい・・のバレエじゃなくて、忘れてた何か。。人間の内面みたいなものを思い出す事もできた。演劇性ってすごく大事なんだと思った。
で、私のスタジオにギエムみたいな足の子がいる。がしかし。。センスが少し田舎っくさくて、もったいないのです。先日も教えていて、足だけ見ると、ギエムなんだけどなって思いました。。ほんとにできるものならオペラ座に入れたいってくらいきれいな子なんです。。あ〜こういう子って直すのに結構大変なんだよな〜って思います。体の使い方は、理解すればできますが、個々のセンスっていうのは、そう簡単に直すことってできないですよね。。いろんなものを観て、触って、聞いて。自分のスタイルを身に付けていって欲しいですね。まだ子供だからわからないけれど・・期待してます私。