7月になってしまいました。。

とうとう7月です。サマー研修のシーズンがやってきましたねぇ〜。
さて、この間学校で借りた、「バレエ学校って、何?」(ダンスマガジン)の本を読んだのでお話します。
世界ではじめてバレエ学校ができたのは、1713年に設立されたパリ・オペラ座バレエ学校でした。18世紀末から、ロマンティックバレエバレエ出現の少し前まで、恐らく、学年は一つ、レッスンのシステムは現在とは違い、舞台で踊るシャコンヌメヌエットパヴァーヌパスピエなど、いわゆる社交ダンスを基本とするものを、別に分解した基礎訓練などなしに習ったものに違いない。この時代には、すでにジュテ、アッサンブレ、アントルシャなどの用語がでてくるが、これは前記のいろいろな社交ダンスの中に組み込まれており、独立して学習するものではなかったようである。また、これらは言葉こそ同じだが、現在我々の知る古典舞踊の体系に整理されているものとはまったく違っていたそう。用語が同じだからといって、同じものだと思うと大きな間違いをおこしてしまう。
宮廷人の踊る比較的簡素な踊りが、どんな経過を経て、高度に発達した現代の技術体系に至るのかは、これからの研究課題でまだ十分な解明はされていないないそうです。フランスに次いでペテルブルクには1738年、モスクワには1773年バレエ学校が開設された。これらの教育の手本はもちろんパリ・オペラ座であった。前者では宮廷の使用人の弟子、後者では孤児院の子供たちが生徒であったという。バレエはあまり尊重された職業ではなかったのだろう。